ついにJWRCの2008年シーズンが開幕する。初戦のメキシコにスズキ スイフト ・スーパー1600を駆って臨むのは、エストニア出身のヤン・モルダー選手とポーランド出身のミハエル・コシュツシュコ選手。なお、今年の選手権に参加するもう一台のスイフト・スーパー1600を駆るフロリアン・ニーゲル選手はメキシコをスキップし、4月に開催される第2戦ヨルダン以降の6戦に出走する。
JWRCのレギュレーションに従い、JWRCにノミネートしている各ドライバーは今年のJWRCのかかる7戦中6戦を選択して走る。選手権はその6戦を通じて獲得したポイントで競うことになる。スズキ・スポーツ・ヨーロッパから参戦するヤン・モルダー選手とミハエル・コシュツシュコ選手はドイツをスキップし、メキシコ・ヨルダン・イタリア・フィンランド・スペイン・フランスの6戦でポイントを狙ってゆく。
昨年の選手権で1−2フィニッシュという圧倒的な強さを誇ったスズキ スイフト・スーパー1600は、今シーズン、ディフェンディングチャンピオンとして様々なライバルを迎え撃つことになる。今回出走する2人のドライバー、ヤン・モルダー選手とミハエル・コシュツシュコ選手にとって、メキシコの熱と埃は初めて体験するもので、しかもライバルは昨年以上に手強い。しかし2人ともこれまでもスズキのラリーカーとともに好成績を収めている秀逸なドライバー達だ。
モルダー選手は弱冠20歳ながら、2006年に初めてイグニス・スーパー1600でラリー・イタリア・サルディニアを走って以来、6つのWRCイベントをスイフトで戦っており、2006年のGBではJWRCで初優勝も決めた若手のエース。今年はベルギー出身のベテラン、フレデリック・ミクロット選手がコ・ドライバーにつき、万全の体制だ。
コシュツシュコ選手も22歳と若く、2006年にイグニス・スーパー1600でWRCのイベントに初挑戦している。これまでにスイフトでラリーを走った経験は2回しかないが、初めてJWRCを競った2006年のアクロポリスラリーではクラス優勝を経験しており、腕は確かだ。今年はコシュツシュコ選手と同じくポーランド出身のマチェック・シャチェパニアック選手がコ・ドライバーとしてサポートする。
ドライバーニュース
#32 ヤン・モルダー選手:
「メキシコは僕にとって大きいチャレンジだ。でも、きっと、以前スイフトで走ったときの経験が活きると思う。2005年のJWRCでスズキはメキシコを走っていて、そのときは1−2フィニッシュだった。だから今回もそれにあやかって、好成績を残せるよう頑張るよ。もちろん、難しいラリーだと思うから、確実に完走して今シーズンの良いスタートを決めたい。」
#35 ミハエル・コシュツシュコ選手:
「スズキのスイフト・スーパー1600に再び乗ることが出来て、とても嬉しい。これからフルシーズンを戦う上で、スイフトは最強の相棒だよ。JWRCのタイトルを獲る最短ルートは、ポイントを毎回確実に取っていくことだ。だから初戦の今回も、ポイント獲得を目標にしている。メキシコを走ったことはないから、コンディションなども予想がつかないけれど、JWRCのスタートを切るのにふさわしい良いグラベルラリーなんだろうと思う。楽しみだ。」
スズキ・ワールドラリーチーム チームプリンシパル 田嶋伸博のコメント:
「この選手権は、若手のラリーストを育てるという意味で非常に有意義です。現に、JWRCを通じて自分の才能を磨き、2度タイトルを獲得したP-G・アンダーソン選手は、今年WRCにステップアップしています。ですからスズキは今シーズンも、大きな挑戦であるSX4 WRCでの世界ラリー選手権参戦の一方で、JWRCの選手のサポートを従来通り積極的に行っていきます。若いアマチュアが最高峰の選手権を競うプロフェッショナルのドライバーになるまでの階段を作りたいと、というのがスズキのモータースポーツ構想ですから。まだ若いヤン・モルダー選手とミハエル・コシュツシュコ選手がこの1年の参戦を通じて大きな成長を遂げることを期待します。選手権のタイトルを狙う限り、基本は完走することです。そして、今回のメキシコで、ライバル選手の走りも参考にしながら、安定した速さを身に着けてほしいと思います。」