コシュツシュコ選手、サルディニア島で初優勝を達成
最終ステージ、コスタ・ズメラルダ(エメラルド海岸)を走るSS17はキャンセルされ、通常のロードセクションとして走られることなり、SS15、SS16の2つのステージがラリーの勝敗を決めた。JWRCクラスを制したのは、スズキスポーツ・ヨーロッパからスズキ・スイフト・スーパー1600を駆ってJWRCに挑んでいるミハエル・コシュツシュコ選手。JWRC第3戦となった今年のラリー・イタリア・サルディニアは、元からの厳しい路面コンディションに天候不順が加わって非常にタフなラリーとなり、コシュツシュコ選手は首位の座をめぐりデイ1、デイ2を通じてマーティン・プロコップ選手(シトロエンC2)との激しいデッドヒートを繰り広げた。デイ2終了時にリードしていたコシュツシュコ選手とプロコップ選手の差はわずか0.5秒だったが、コシュツシュコ選手は安定したペースを崩さず最終日のデイ3を走りきり首位争いを制し、今シーズン初のイベント優勝をここサルディニア島で達成した。
コシュツシュコ選手のスイフト・スーパー1600は3日間のイベントを通じて快調で、JWRCを競う2輪駆動勢を悩ませるサルディニアのラフな路面や不安定な天気に対して十分な信頼性を示した。今回の優勝の結果、コシュツシュコ選手は選手権をリードしているセバスチャン・オジー選手と8ポイント差の2位にポイントランキング上のジャンプアップを果たした。
一方で、他の2名のスイフト・スーパー1600を駆るドライバーにとって、今回のサルディニアは苦しいラリーとなった。コシュツシュコ選手のチームメイトであるヤン・モルダー選手はデイ2でオイルパンを損傷しリタイアするまで暫定5位をマークする好走を見せていたが、リタイアを喫し大幅に順位を落としてしまった。スーパーラリー制度によりデイ3から再スタートを切ったモルダー選手は目覚しいステージタイムを出し、最終的には9位までジャンプアップを果たした。また、スズキ・ラリー・ジュニア・チーム・ジャーマニーからエントリーしているフロリアン・ニーゲル選手はデイ2のリタイアで今回のイベントを終えることとなった。
#32 ヤン・モルダー選手 コメント
「今日は、将来に向けたテストになると思って走ったよ。ポイントを獲得するのは無理だと思っていたからね。いつも、一端リタイアしてしまうとモチベーションが下がってしまうものだけれど、今日はモチベーションを保って良いタイムを出して走ることが出来た。今日は有意義だったよ。今回の経験は、きっと次のフィンランドで行かせると思う。あそこの路面は僕の故郷のエストニアとも似ているんだよ。」
#35 ミハエル・コシュツシュコ選手 コメント
「本当に最高のラリーだった。JWRCクラスで今回初めて優勝することができてとても嬉しいよ!デイ1の最初から、僕のスイフトは絶好調だった。多分、サービスでやってもらったセッティングが素晴らしかったんだと思う。1つだけ残念なのは、今日の途中でライバルのマーティン・プロコップ選手の車に何かトラブルが起こり、デッドヒートが中途半端で終わってしまったことだ。最後までお互い良い調子で走って雌雄を決したかった。デイ2までの2日間は、本当に僅差で良い闘いができたと思う。今までの僕の経験の中で一番エキサイティングなイベントになった。今回のラリーでは、ところどころでちょっと慎重すぎるくらいペースを落としたけれど、おかげでパンクや大きなトラブルを避けられたと思うから、正しい選択だったんだと思う。もし同じコンディションでもう一回走るとしたら、今回より良い走りができるかどうか・・・。チームの皆に心から感謝している。」
#43 フロリアン・ニーゲル選手 コメント
「昨日リタイアしてしまい、今日は指をくわえてみているしかなかったから、今回のラリーは僕にとっては不完全燃焼の、悔しさが残るイベントになってしまった。前向きに考えれば、デイ1の間だけでも固い岩盤と砂の路面での走行を経験できたのだから、今回のラリーはきっと将来に役立つのだろうと思うよ。僕はもっと経験を積む必要があるんだ。
DATE |
SS 13 |
SS 14 |
SS 15 |
SS 16 |
SS 17 |
5/18(日) |
19.28 |
18.66 |
16.28 |
18.66 |
2.69 |
Pos. |
Driver |
Car |
Time |
1 |
ミハエル コシュツシュコ |
Suzuki Swift S1600 |
4:21:52.9 |
0.0 |
2 |
アレッサンドロ ベッテガ |
Renault Clio |
4:26:17.8 |
+4:24.9 |
3 |
アーロン バーカート |
Citroen C2 |
4:32:14.6 |
+10:21.7 |
4 |
ショーン ギャラガー |
Citroen C2 |
4:32:40.9 |
+10:48.0 |
5 |
セバスチャン オジー |
Citroen C2 S1600 |
4:37:39.8 |
+15:46.9 |
6 |
ステファノ アルベルティーニ |
Renault Clio |
4:38:01.7 |
+16:08.7 |
7 |
パトリック サンデル |
Renault Clio S1600 |
4:47:29.2 |
+25:36.3 |
8 |
ハンス ウェイス Jr. |
Citroen C2 R2 |
4:48:07.7 |
+26:14.8 |
9 |
ヤン モルダー |
Suzuki Swift S1600 |
4:48:36.0 |
+26:43.1 |
|