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風洞実験室

1999年、スズキスポーツは浜松事業所内デザイン棟にムービングベルト式風洞実験設備を導入しました。導入の目的は、それまで外部設備を借りて行っていた競技車両及び一般車両用パーツの空力開発について、より迅速かつ深く追求するためです。

スズキスポーツの風洞実験設備は、車両でいうと最大1/3スケールの模型が計測出来る、スケールモデル用としては国内有数の規模(長さ約20m 幅約10m 高さ約2.5m)を持っています。また、ムービングベルト式といって、地面に相当する部分がベルト状になっていて可動し、特に車体底部と地面との間の空気の流れについて、より実際の走行状態に近い環境を再現出来るようになっていたり、そのムービングベルトにターンテーブル機構をつけて、車両の姿勢と走行方向に角度をつけることで、高速ダート走行時などに起きるドリフト走行状態での空力特性を再現出来るようにするなど、独自の設備となっています(完全自社設計)。




-風洞実験設備を用いて次のような事がわかります

 
■ 空気力を測定する
空気抵抗や揚力(車体を持ち上げたり、押しつけたりする力、一般的にダウンフォースと呼ばれている力です)の係数が測定出来ます。
  ■ 車体まわりの空気の流れを見る
発煙装置や計測糸などで空気の流れを視覚化して車体(ボディやスポイラー)形状の検討が行えます。
     
 
■ 車体表面の圧力分布を見る
吸気・排気のダクトの最適位置を知る事が出来ます。又、スポイラーなどにかかる力も測定出来るので必要な強度も計算出来ます。
  ■ 冷却性能の実験
ラジエターやインタークーラーの冷却性能の実験が出来ます。



また、この設備はスズキスポーツでの実験に使用されるだけでなく、自動車メーカーなどへの設備の貸し出しやコンサルティング、意外な所では、オリンピックのスピード競技向けウエアの素材開発(空気抵抗が少ない素材の開発)などにも利用されています。




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