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チームを大きく成長させたヨルダン・ラリー
ヨルダン・ラリーの開幕前、誰もが、最終日のデイ3は今回のイベントにおいて最も厳しい一日になるだろうと予測した。デイ3の午前中に設けられたSS19とその再走ステージにして最終ステージでもあるSS22は、41.45kmという今回の全22個のSS中最も長距離のステージで、気温は依然として高く、今朝のスタート時点で皆その予測が正しいことを実感していた。しかし、残念ながら、スズキ・ワールドラリーチームは最終ステージのフィニッシュ・ラインにたどり着くことなくデイ3を終えることとなった。
P-G・アンダーソン選手とコ・ドライバーのヨナス・アンダーソン選手の出だしは好調で、中でもSS18ワディ・シュエイブではスズキ・ワールドラリーチームの参戦以来最高位となるステージタイム4位を記録する好走を披露し、SX4 WRCの秘めた能力の高さをアピールした。さらに、続くSS19のヨルダン・リバーも途中までのタイムは素晴らしいものだった。しかし、ステージの途中で痛恨のコースアウトを喫しリタイアを余儀なくされ、スズキ・ワールドラリーチームのWRC第5戦は午後のステージを走ることなく終わった。サービスパークに戻ってきたP-G・アンダーソン選手はヨルダン・ハシミテ王国のアブドゥラ2世国王に拝謁するチャンスを得たが、ラリーを完走できなかった悔しさを残す結末となった。
しかし、完走こそ叶わなかったが、今回のヨルダン・ラリーを通じてスズキ・ワールドラリーチームは一喜一憂しながら多くのことを学び取ることができた。初日は両選手とも不運に見舞われ、トニ・ガルデマイスター選手は路面の石でオイルパンを損傷してリタイアを喫したし、P-G・アンダーソン選手はコースアウトしてリタイアしたが、デイ2は再スタートしたアンダーソン選手がトップ10に入る好タイムで快走、デイ3も序盤は完走を予感させる好調な滑り出しを見せた。次のラウンドでの両選手の完走を期待したい。
カーニュース:
今回のラリーを通じてアンダーソン選手のSX4 WRCにメカニカル・トラブルが出ることはなく、これまでの4回のイベントのように夜を徹しての大掛かりな修理作業も行われることはなかった。ガルデマイスター選手のSX4 WRCはオイルパンを損傷したためリタイアを受け入れざるを得なかったが、全体的には車輌の進歩を感じさせる結果となった。
ドライバーニュース:
トニ・ガルデマイスター選手 コメント
「今回、完走できなくて本当にがっかりしている。ラリーを完走し、出来る限り高い順位を獲得するためにこの場に来ているのに、今回もそれを実現できなかった。ヨルダン・ラリーが年間の中でも温度やコンディションの面で厳しいラリーになるだろうというのは分かっていたことで、リタイアするような事態だってもちろん想像がついた。でも、実際に自分が犠牲者になると、やっぱり情けないし悔しいよ。とはいえ、P-G選手のタイムを見ていて、SX4 WRCは良いポジションを狙える車だと改めて確信している。昨日のペースは本当にいいものだった。次のラウンド以降でSX4 WRCの真価をもっともっとアピールしていきたいね。」
P-G・アンダーソン選手 コメント
「残念な結果になってしまって本当に悔しい。チームの皆に対しても申し訳なく思っている。気がついたらコースアウトしていて、復帰できなかった。それまでは順調だった。コース上にたくさん砂が浮いていて、すごくルーズな路面だったけれど、それは僕らにとってたいした問題にはならなかった。正直いって、SS19で何が起こったのかいまだによく分からないんだ。僕らは緩い左カーブに進入して、そのカーブのすぐ先の右に曲がるヘアピンに向かうところでハーフスピンしてしまった。車が止まったとき、車のフロント部分はヘアピンの内側に向かって落ちかかっていたけれど、後輪は幸いまだコース上にあったから、ギアをバックに入れて後ろに下がってコースに戻ろうとしたんだ。だけど傾斜がきつすぎたのかうまく行かなかった。ヨナスと僕は車から降りて、ちょうど近くにいた人たち2人にも手伝ってもらって車をコースに押し上げようとしたけれど、無理だった。その前のSSは良いペースで走れてステージタイムも4位をマークできて本当に気分が良くて、そのままいけると思っていただけに残念だ。サービスパークでアブドゥラ2世国王陛下にお会いできたのは光栄だよ。SX4 WRCにも興味を示されていたね。」
チームニュース:
ポール・ワイルディング スズキ・ワールドラリーチーム マネージャー
「今日はなるべくリスクを冒さず完走することを目標としていました。午前中、全ては順調に行っているかのように見えました。SS18では4位のステージタイムを記録しており、P-G選手の調子も良いようでした。不要なリスクを避けて慎重に走っていた彼が次のステージでコースアウトしてしまった時の状況は若干不可解ですが、今回のイベントがどの局面においても困難でトリッキーなものであったことは十分に承知しています。実際、路面に足をすくわれ戦列を去ったトップドライバーは1人や2人ではありません。今回、残念な結果になりましたが、今後のラウンドに向けて有意義なデータを多く得ることができました。また、P-G選手のペースはトップドライバーに1km当たり約1秒落ちというレベルに達しており、彼の昨日と今日の好走を通じてSX4 WRCのスピード、性能の一端を少なからずアピールできたのではないかと思っています。」
DATE |
SS 17 |
SS 18 |
SS 19 |
SS 20 |
SS 21 |
SS 22 |
4/27(日) |
16.49 |
9.18 |
15.19 |
41.45 |
9.18 |
41.45 |
Pos. |
Driver |
Manufacturers |
Time |
1 |
ミッコ ヒルボネン |
|
4:02:47.9 |
0.0 |
2 |
ダニエル ソルド |
|
4:04:03.6 |
+1:15.7 |
3 |
クリス アトキンソン |
|
4:07:47.4
|
+4:59.5 |
4 |
へニング ソルベルグ |
|
4:10:23.7 |
+7:35.8 |
5 |
マシュー ウィルソン |
|
4:13:29.6 |
+10:41.7 |
6 |
ヤリ−マティ ラトバラ |
|
4:14:10.1 |
+11:22.2 |
7 |
フェデリコ ヴィラーガ |
|
4:15:03.5 |
+12:15.6 |
8 |
ジジ ガリ |
|
4:15:12.3 |
+12:24.4 |

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