
拠点となったトリーアの町は、ドイツ最古の都市として知られています。ラリー・ドイッチェランドのセレモニアルスタートやフィニッシュの背景ともなり、トリーアの象徴となっているのがポルタ・ニグラ。トリーアの歴史的な建造物は1986年にユネスコの世界文化遺産に登録されており、古代ローマ時代の建造物であるポルタ・二グラもその一部です。
トリーアでは、新しい建物を建てるための調査などで少し地下を掘るとローマ時代の遺跡が出てくることが珍しくありません。そのため、建築計画の撤回や延期はしばしばとか。ちなみにトリーアでは古代ローマ時代の遺跡三点セット、浴場と円形劇場と神殿のうち前2つの遺跡を見ることができます。次の写真が、古代ローマ時代、コンスタンティヌス帝の母ヘレナの宮殿を改装した大聖堂の南側にコンスタンティヌス帝の宮殿として建てられたバジリカ。バジリカの内部は仕切のない巨大なホールとなっており、厚く堅牢な壁や床に大理石仕上げの内装という豪華な造りとなっています。フランク王国時代には宮殿として使われ、その後トリーア大司教の住居として使われたこの聖堂は、19世紀からプロテスタントの教会として使われ今も現役。また、17世紀にバジリカの南側に建てられたルネッサンス風の宮殿は、今では区役所と博物館として使われています。ちなみに、バジリカも宮殿もともに第2次大戦で損傷を受け、現在見ることができるのは修復後の姿です。
